右クリックが急に出来なくなった原因と対策としては、
一番可能性が高いのが②の「エクセルの設定ファイルにバグ」ですが、
これを改善させるには、エクセルの設定ファイルの「初期化」を行います。
初期化を行うと、いままでに自分でカスタムした「リボン」や「クイックアクセスツールバー」などの設定も初期化されてしまうので、注意が必要です。
マクロは「再表示」のコードを入力して、実行すれば解除されるので、後述するVBAのコードを確認してみましょう。
それでは①から対策を行っていきましょう。
①エクセルファイルにバグが生じている時の対応
まず、初めに「リボン」にある「ファイル」を選択して下さい。
スタートメニューの中から「開く」→「このPC」の順に選択していきます。
ダイアログが開くので、修復したいファイルを選択し、右下にある矢印をクリックします。
選択メニューが表示されるので、その中から、
「開いて修復する」を選びます。
ファイルが修復されてるので、「閉じる」をクリックします。
これで、ファイルが修復されたので、エクセルファイルじたいのバグの場合はこれでOKです。
右クリックできるようになったか確認してください。
まだ、右クリックができなければ、②のエクセルの設定ファイルの初期化を行いましょう。
②エクセルの設定ファイルにバグが生じている時の対応
後述するVBAのコードを試してみるのもいいですが、
意図的に、「右クリックできなくする」というのも考えられにくいです。
設定ファイルにバグが生じている可能性の方が高いので、確認していきましょう。
まず、設定ファイルは「隠しファイル」になっています。
適当なフォルダー(なんでもいいです)を開いて、「表示」→「隠しファイル」選択して、チェックを入れてください。
これで、隠しファイルを表示させることができます。
設定ファイルは
Cドライブの中にあります。
「Cドライブ」→「ユーザーズ」→「ユーザー」→「 AppData」 →「Roaming」「Microsoft」→「Excel」
と順に開いていきましょう。
非常に長く、途中で迷ってしまうかもしれませんが、一つずつ開いていけば必ずありので、がんばりましょう。
まずは「スタート」から「PC」を選択します。
次に、
の順にフォルダーを選択していきます。
最後の「エクセル」フォルダーにある
「Excel〇〇.xlb」というフォルダーを削除します。
「設定ファイル」を削除すると、自分でカスタムした設定まで初期化してしまうので、注意してください。
これで、次回エクセルを開いたときに、新たに設定フォルダーが自動で作成されて、
リセットされます。右クリックができるか確認してみてください。
③マクロで意図的に非表示にされている。
①、②でも改善されなかった場合は、VBAで右クリックが非表示にされている場合があります。
意図的に、右クリックをさせないようにすることは考えられにくいですが、VBAで何かの処理をしようとしたときに誤って非表示にしてしまっていることがあるかもしれません。
(VBEはVBAのコードを書くためのワークスペースで、そこにVBAでプログラムを記述するとマクロをつくることができます。)
ちなみに、「Ctrl + F11」のショートカットキーを押しても、VBEを起動させることができます。
そこの「標準モジュール」に下記のコードを入力してください。
コードの中身を解説すると、
「Application.CommandBars」
が 右クリックの名前です。
「(〇〇)」が どのタイミングで表示される右クリックかです。
「Enabled =
true」が 表示せよ
という意味です。
上にある「実行」タブをクリックし、「Sub /ユーザーフォームの実行」をクリックしマクロを起動させます。
このマクロは一度、起動させると、エクセルを閉じても、パソコンを再起動させても効果が続きます。
右クリックは表示されましたか?
再表示のコードの
「True」の部分を「False」に変えただけで非表示のコードになります。
エクセルは便利なアプリケーションです。
なのでバグで使えなくなってしまうと非常に困ります。
他にも「突然リボンが表示されなくなった時の対策」も解説していますので、あわせて確認してみてください。
バグの改善方法を理解して、どんどん業務の効率化を行っていきましょう。
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