この記事では“エクセルのセルに簡易的なグラフを埋め込む方法”を解説していきます。
エクセルでセルに簡易的なグラフを埋め込むには
・スパークライン機能
を使います。
スパークライン機能は
・挿入タブ
・スパークライン
を選択して、データ範囲を選択することにより簡易的なグラフを作成することができます。
あくまで簡易的なグラフなので、近似曲線などを引くことは出来ませんが、データを入力した時に、“傾向”をみることができるので非常に便利です。
入力業務時のミスも気づくことができます。
スパークラインの種類には
・折れ線
・棒グラフ
・勝敗
の3種類があります。
今回は、一番よく使うであろう“折れ線グラフ”を例にして解説します。
ではいきます。
●スパークラインの埋め込み方
まず初めに、簡易的なグラフを埋め込みたいセルを選択します。
今回は各特性値の表をグラフで表示させたいので、表の隣のセルを選択しました。
“挿入”→“スパークライン”の中にある“折れ線"を選択します。
グラフのデータ範囲を選択するダイアログが表示されるので、
データ範囲を選んで、OKをクリックしてください。
とりあえず、今回は特性値Aのデータ範囲を選択しました。
特性値Aのスパークラインがセルに埋め込まれ、簡易的なグラフが表示されました。
他の特性値も同様に行いたいのですが、スパークラインはオートフィル機能が使えるので、
簡易的なグラフが入ったセルを選択して、右端をドラッグ&ドロップしましょう。
全ての特性値に簡易的なグラフが表示されました。
セルに埋め込まれたグラフをみるだけで、特性値Eなどは、試験回数を増やすことで、特指定が上昇傾向にあることが分かります。
●スパークラインの消し方
セルに埋め込んだ簡易的なグラフを削除したい場合は、列または行ごと削除してしまうか、
右クリックメニューから消す方法があります。
今回は、右クリックメニューから消す方法を紹介します。
消したいスパークラインを範囲選択し、右クリックします。
メニューの中に、“スパークライン”の項目があるので選択、
さらに“選択したスパークラインのクリア”を選びます。
選択されたセルから埋め込んだグラフが削除されました。
●スパークラインの色の変え方
セルに埋め込んだグラフの色を変える事もできます。
変えたいグラフを範囲選択すると、リボンに“スパークライン”のタブが追加表示されるので、その中から、
・スパークラインの色
を選択して、任意の色を選びます。
サンプルでは赤色にしてみました。
もちろん、グラフを一つ、一つ異なる色にすることも可能です。
●スパークラインの種類の変更方法
上述と同じく、セルに埋め込んだグラフを選択するとリボンに出てくる“スパークライン”タブの中にある“種類”から、グラフの種類を選ぶことができます。
今回は折れ線グラフにしていましたが、“縦棒”にしてみました。
●まとめ
今回は、“エクセルのセルにグラフを埋め込む方法”を解説しました。
グラフを埋め込むには“スパークライン機能”を使います。
スパークラインはあくまで、簡易的なグラフであるため、近似曲線などは引けませんが、
表の傾向を見るのには非常に便利な機能です。
実験の数値データ、日々の売り上げデータなどを入力する際に、スパークライン機能を使ってグラフを埋め込んでおくと、誤ってけた違いの数値を入力した時などはすぐに分かります。
きちんとデータを分析したいときは“グラフ”、日々の数値データを簡易的に可視化させたいときは“スパークライン機能”と使い分けをするといいですね。
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