みなさんは会社での人間関係、うまくいっていますか?
現代の日本人の悩みの9割は「人間関係」によるものと言われています。
職場での人間関係に対しては、実に85%前後の人が悩んでいるという結果も出ています。
パレートの法則
パレートの法則というものをご存じでしょうか。
・会社の売り上げは上位2割の社員が稼いでいる。
・働きアリの2割は必ずさぼるアリが存在する。
・上位2割の問題を解決することで全体の8割が解決する。
といった必ず2対8の関係になることをパレートの法則といいます。
この法則は人間関係にも適応することができ、人間関係での割合は必ず
・2割はあなたの事が好きで応援してくれる層
・6割はあなたのことをどうも思っていない層
・2割はあなたの事がどうしても嫌いな層
に分かれます。
考えてみてください。
世界中の人間から嫌われている人を見たことがあるでしょうか?
世間でどれだけ凶悪な事件を起こした人でも、一定数の擁護者(ようごしゃ)というものが必ずいます。
ゴキブリでも熱狂的なファンがいます。
どんな人にも応援する人がいるということなのですが、
人間関係で悩んでいる人にとって肝心なのは、
「2割の人にはどうやっても嫌われる」
という事です。
そうです、あなたの人間関係を悩ませているのは全体の2割の人たちなのです。
しかし、この2割というパーセンテージは変えることができません。
これまで疎遠だった人と打ち解け仲良くなると、これまで仲が良かった人が離れていったりと「2割」の中身は変化しても「2割」は一定なのです。
この「2割」が変えられないのであれば、問題は私たちの「すべての人に好かれよう」とする心が問題ではないでしょうか。
まず、全てのひとから好かれようとするのをやめてみましょう!
ディズニー映画で出てくる、お姫さまや、王子様じゃなくてもいいじゃないですか。
私は、魅力のある「ヴィラン」が大好きです。
人との距離を考える
人間関係で大切な要素として、
お互いに適切な距離を考える
があります。
会社にはいろいろな人間関係があるますが、どの角度からの関係に対しても共通して言える真理が「距離感」です。
職場には本当にいろいろなジャンルの人がいます。
年齢、性別、得意なこと、学歴、資格などさまざまな人が集まった集団が会社です。
自分と会う人、合わない人が必ず存在します。
その人、その人の「距離感」というものが必ず存在します。
肝心なことはその「距離感」を「分かる」ではなく、
「考える」ということです。
「距離感」が上手な人はたしかにいます。しかし、多くのひとは他人のとの「距離感」が分かりません。
もちろん私もわかりません。
しかし、「考える」を行うだけで、少し相手との距離感は遠くなります。
その「少し遠い距離感」が実は会社でのお互いに適切な距離感なのです。
目的意識を持つ
会社員をやっているとついつい忘れてしましそうになる一つの事実が、
そうです。私たち一人一人は「ビジネスマン」で「自分という会社」の最高責任者なのです。
会社はボランティアではなりたちません。
会社の最大の目的は「収益」を挙げることです。
「自分会社」にとってもそれは同じです。
「収益」→「給料」ですが、
会社として、収益の悩みをもつのは当然ですが、
「お友達意識」で悩む会社はありません。
「収益化」の目的意識を持つことが大事です。
しかし、給料はなかなか増えません。
としたら、「自分会社」としてとる行動としては
「仕事を定時に終わらせさっさと帰る」
ということになります。
先にも紹介した通り、人間関係の割合は「パレートの法則」で成り立っています。
正直、定時で帰ろうと、サービス残業をたくさんしようと人間関係にはあまり関係ありません。
いままで、サービス残業をしていて、人間関係に悩んでいる人ならば、同じことをしていてはもちろん「結果」も変わりません。
サービス残業という概念は「日本」独特のものです。
英語で
という言葉があります。
意味は直訳すると
「あなたの仕事を意識して」
となりますが、
実際には
「大きなお世話」
というニュアンスになります。
実に資本主義国のアメリカらしい言葉ですが、
日本の職場においての一つの真理だと思います。
私たちは生活費を稼ぐために仕事をして、
家族を養ったり、
旅行に行ったり、
趣味にお金を使ったりしています。
本来の目的は「お金を稼ぐこと」
だったのにもかかわらず、
いつのまにかそれ以上のものを周りに求めてしまい、
怒ったり、
悲しんだり
してストレスをため込んでしまします。
一度、本来の目的に立ち戻ってみましょう
承認欲求について考える
私は人一倍努力していくのだからもっと認めてほしい
と求められてもいないのに、
勝手に過剰なサービスを行って、
相手に「承認」という対価を求めてしまいます。
これは例えれば、
定食屋に入って、注文もしていないのに店主が
次々と料理を運んできたのに代金を請求されるような
ものです。
そして、代金を支払われないことに対して、勝手に怒り、
ヒートアップさせていくようなものです。
「承認欲求」の過剰請求、私たちもなってはいないでしょうか。
好きな人だからといっても、向こうも同じくらいこちらを好きかはわかりません。
人間関係で自分でコントロールできる部分はほんのわずかしかないのです。
これが、10代の若者で、学校生活であれば、
お互い、傷つけあったりするのも勉強になるでしょう。
しかし、社会人になって、
ましてや、私のように家族をもつような状態で、
自分の仕事をさしおいてまで、
まずは、その事実を受け入れましょう。
そして、きちんと仕事をしましょう。
それだけでほとんどOKです。
それを毎日、一年間続けていけば、会社でのほとんどの人間関係が問題なくなります。
きちんと仕事をしていれば、よほどのことがない限り、
なかなかクビにはなりません。
一度、承認欲求のリセットをおこなってみてはいかがでしょうか。
まとめ
この記事は少しでも人間関係が楽になるように
を解説していきました。
まとめてしまうと
2割の人には必ず嫌われるので、周りの人と少し多く距離をとって、職場ではもくもくと仕事に取組み、周りから承認されたがるのをやめようという内容になっています。
仕事はお金を稼ぐ手段です。そこで自分自身がまいってしまってはもともこもないです。
会社に行って、お金を稼ぐ。
これだけであなたは十分すぎるほどきちんと人生をいきれています。
自分を許してあげましょう。
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