
この記事では、水質関係公害防止管理者の水質有害物質特論に合格することを目標として、勉強をしていきます。
前回は「ひ素排水の処理」について解説していきました!
今回は「シアン排水の処理」について勉強していきます!
【シアンの化学的性質】
シアンの化学的性質ので覚えておくべきポイントをピックアップすると以下になります。
【シアン排水の処理方法】
シアン排水の処理方法には
以下から詳しく見ていきましょう!
①アルカリ塩素法
アルカリ塩素法は塩素系の酸化剤を用いてシアンを二酸化炭素と窒素に分解
する方法である。アルカリ塩素法のポイントは以下になります。
②オゾン酸化法
オゾン酸化法は酸化剤を塩素のかわりにオゾンを使用する分解法です。
ポイントは以下になります。
③電解酸化法
濃厚なシアン排水は、アルカリ塩素法、オゾン酸化法のような薬品を投与する処理では不
経済で、処理も不完全になりやすいので、濃厚な排水には電解酸化法が用いられます。
ポイントは以下になります。
④紺青法
紺青法は鉄シアノ錯体を分解させるための方法で、鉄シアノ錯体を沈降分離させるために鉄塩を添加する方法です。
ポイントは以下になります。
⑤生物酸化法
シアン濃度が低い場合にはその処理に活性汚泥法の生物処理が用いられる。
活性汚泥をシアン含有排水で馴養すれば、耐性を持たせることができる。
⑥酸分解燃焼法
酸分解燃焼法は濃厚な排水に適用できる。
ポイントは以下になります。
まとめ 水質有害物質特論「シアン排水の処理」の勉強
シアン排水はアルカリ塩素法では次亜塩素酸ナトリウムによる2段階の工程で分解をする。
・1段反応はpH10以上のアルカリで塩化シアンの発生を抑える。
・2段反応はpH7~8程度で加水分解を速める。
次亜塩素酸ナトリウムの代わりにオゾンを使ったオゾン酸化法がある。
オゾン酸化法はpHの2段反応は必要ないが、pHが9.5程度にしないと処理が不完全になる。
鉄シアノ錯体は紺青法で、鉄塩を添加し、水酸化鉄として沈殿分離する。pHは5~6の弱酸性でおこなう。
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