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エクセルの文字列から必要な部分だけ抜き出すテクニックを徹底解説【文字操作関数】

エクセル・スプレッドシート

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会社でエクセルを使用していると、製品名や人の名前などで、一つの文字から特定の文字を分けたいときがあります。

この記事ではそんな時に使用できるエクセルで「文字列から好きな部分だけ抜き出す方法」について解説していきます。

 抜き出す方法としては

抜き出す方法

LEFT関数

RIGHT関数

MID関数

④区切り位置

があります。

それぞれの方法を実例を見ながら解説していきます。

 【エクセル】文字列から好きな部分だけ抜き出す方法【LEFT関数】

サンプルのように氏名が一つのセルに入力されていて、そこか苗字と名前を分けて抽出したい場合は文字操作関数である「LEFT関数」が使えます。

 LEFT関数の入力

LEFT関数」は

=LEFT(抜き出したい文字列,抜き出したい文字数)と入力します。

実例では、「太田 太郎」から「苗字」を抽出するのに

=LEFT(C3,2)と入力しています。

セルC3の文字列の左から2個を抽出することとなります。

ENTERを押して、あとは下に式をドラッグして各セルに反映させましょう。

 LEFT関数の結果

書く名前から、左から2文字ずつ抽出されました。

しかし、苗字が3文字ある場合は途中できれてしまいます。


 LEFT関数とFIND関数の組み合わせ

その場合は、FIND関数を使用して、「“ ”」を検索することですることで、対応できます。

FIND関数は

FIND(検索対象文字,検索対象,開始位置)と入力することで、対象文字が何文字目にあるかを検索することができます。LEFT関数とFIND関数を組み合わせて、

LEFT(C3,FIND(“  “,C3,1))

と入力し、ENTER、ドラッグさせましょう。

 LEFT関数とFIND関数の結果の出力

今度は苗字が3文字でも正しく抽出させることができました。

 【エクセル】文字列から好きな部分だけ抜き出す方法【RIGHT関数】

上記ではLEFT関数を使用して、文字列の左側から苗字を抜き出す方法を解説しましたが、続いて、RIGHT関数を使用して「名前」を抽出していきます。

RIGHT関数の入力

RIGHT関数は対象を右側から指定の文字数を抽出する関数です。

=RIGHT(抽出文字列,文字数)と入力します。

今回は

=RIGHT(C3,2)

と入力します。ENTER、ドラッグし、下のセルにも反映させましょう。

 RIGHT関数の結果

すべての「氏名」から名前が抽出されました。

 MID関数とFIND関数の組み合わせ

名前が2文字などで、統一されていた場合は、RIGHT関数でよいのですが、途中で3文字の名前がある場合は、MID関数を使用しましょう。

(RIGHT関数はFIND関数と組み合わせずらいので、MID関数がおススメ)

MID関数はミドル関数と読み、抽出したい文字の左から、指定した文字数を起点として、指定の文字数を抽出することができる関数です。

FIND関数と組み合わせることで、文字列の好きなところから特定の文字数を抽出することができます。

=MID(抽出文字列,FIND(検索文字列,対象,開始位置)+1,抽出文字数)

と入力することで使用できます。

実例では

=MID(C3,FIND(“  “,C3,1)+1,3)

と入力しています。

 MID関数とFIND関数の組み合わせの結果

式を下のセルに反映させると、きちんと3文字の名前も抽出させることができました。

抽出文字数は一番最後以後は何文字を設定しようと、文字列の端までを反映させるので、文字列の端にスペースなどが無い場合は、何文字、極端に「1000」と入力しても構いません。

関数を使用した、文字列の抽出方法の解説は以上なのですが、正直、MID関数を使用すれば、LEFT関数やRIGHT関数を使用しなくてもよいのではないかと感じるかもしれません。

正直筆者も普段はMID関数ばかり使用していますので、そのとこどきで好きなのを使用してください。

 【エクセル】文字列から好きな部分だけ抜き出す方法【区切り位置】

エクセルでLEFT関数、RIGHT関数、MID関数を使用する方法を解説していきましたが、

エクセルの「区切り位置」機能を使用しても分割することができます。

・区切り位置の起動

文字の抽出とは考え方が少しちがいますが、スペース、コンマ、コロンなどで文字列が区切られている(目印がある)場合はその目印で文字列を「分割」させることができます。

分割させたいセル範囲を選択し、リボンの「データ」タブにある「区切り位置」をクリックしましょう。

 ・区切り位置の設定①

「区切り位置指定ウィザード」が開かれるので、

「コンマやタブなどの区切り文字・・・」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。

 ・区切り位置の設定②

「区切り文字」で「スペース」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。


 ・区切り位置の設定③

「列のデータ形式」で「G/標準」にチェックをいれて「完了」をクリックします。

 ・区切り位置の結果

選択されていた「氏名」がスペースを基準に分割されました。


 まとめ 【エクセル】文字列から好きな部分だけ抜き出す方法の件【抜き出し】

この記事では、文字列から好きな部分を抜き出す方法として

LEFT関数、RIGHT関数、MID関数の解説を行いました、また、関数を使用しない方法として、区切り位置のせっての方法も解説を行いました。

エクセルの文字操作の方法を覚えると、データをいちいち再入力しなくてもよくなるので非常に業務が効率化します。

とても便利な関数、機能なのでどんどん使いましょう。

koneka1208

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エクセル好きの窓際会社員です。 エクセルの操作法や日々の会社で得た知見などを発信していきます。 よろしくお願いします。

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