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Enter後セルを右に移動させる方法を徹底解説【オプション設定】

エクセル・スプレッドシート

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エクセルで入力業務を行っていると、セルが右に動いてくれたらいいのになと思うシーンがあります。

 この記事ではそんなENTERを押したあとの、セルの移動の設定の仕方と解除の方法について、それらの処理をマクロ化したものについて解説していきます。

エクセルを使い始めの方などはセルの移動は下にしか移動しないものと思っていませんか?

実は、セルの移動は設定で変更することができます。

最近はデスクトップパソコンよりも、ノートパソコンの方が主流になってきて、スタバなどでパソコンで作業している人をよく見かけますが、ノートパソコンの十字キーって種類にもよりますが非常に小さい場合があります。

そんな時、数字や文字を入力して十字キーでセルを右に移動させようとすると、間違えて上にいってしまったり、下に行ってしまったりとイライラしていまいます。

 そんな時は

メソッド

・セル範囲を選択しておく

Excelオプションで設定

・便利マクロ

を使うことで、セルの移動を制御することができます。

サンプルを見ながら、操作方法を確認していきましょう。

 セルを右に移動させる方法【セル範囲の選択】

ENTERを押すとセルを右に移動させる小技として、あらかじめセル範囲を選択しておくというものがあります。

あくまで小技なので、ずっと入力する作業とかには不向きかもしれませんが、いちいち設定まで変更するのが面倒な時であったり、セルの移動させる向きがころころと変化するときなどには有効です。

以下の手順で進めていきましょう!

手順

①セル範囲の選択

Enterを押してみましょう 

①セル範囲の選択

サンプルでは「太田」さんのデータを入力していきたいのですが、セルを右に移動させるのにあらかじめ太田さんの行を選択しておきます。

Enterを押してみましょう

するとENTERをすと、設定などを変更していなくてもセルが右に移動してくれます。 

以上、入力するときに右に移動してほしい時の小技でした。 


セルを右に移動させる方法【Excelオプションで設定】

いつもセルの移動が右になってほしい時はExcelオプションで設定してしまいましょう。

しかし、個人で使うパソコンであればよいのですが、オプションで設定してしまうと常時その設定になってしまうので、共用でしようしているパソコン等で設定を行う場合には注意が必要です。

以下の手順で進めていきましょう

手順

①ファイルタブを選択

②オプションを選択

Excelオプションから「詳細設定」、方向を選択 

①ファイルタブを選択


②オプションを選択

リボンの「ファイル」タブを選択しましょう。

表示される選択メニューから「オプション」をクリックします。 


Excelオプションから「詳細設定」、方向を選択

Excelオプションが開かれるので、

手順

①「詳細設定」を選択

②方向を選択

OKをクリック

の順に進めていきましょう。


「セルの移動」は上下、左右で設定できます。

会社で共有で使用しているパソコンだと、他の人が設定を変更して、そのまま保存してしまい、次にパソコンを使う人あセルの移動の設定方法を知らないためにトラブルになる場合がよくあります。そういう時は再度、セルの移動方向を「下」に設定しておいてあげると親切です。

セルを右に移動させる方法【便利マクロ】

VBAでセルの移動させる方向を設定するには以下のコードを解説します。

以下の手順で進めます

手順

①コードの紹介

②コードの実行

③マクロの画面

④結果の出力

⑤コードの解説 

①コードの紹介

セルの移動を制御するコードは

Application.MoveAfterReturnDirection = xl〇〇

です。

○〇には

下:Down

上:Up

右:ToRight

左:ToLeft

が入ります。

今回の便利マクロではInputBoxで方向を指定して

If ステートメントで条件分岐をしています。

個人用マクロブックか作業中のマクロブックのコードウィンドウに以下のコードを入力します。(コピペしてください) 

VBAのコード

Sub キーを動かす方向の指定()

ms = InputBox("キーの動く方向をしてください", , "")

If ms = "" Then

Application.MoveAfterReturnDirection = xlDown

ElseIf ms = "" Then

Application.MoveAfterReturnDirection = xlUp

ElseIf ms = "" Then

Application.MoveAfterReturnDirection = xlToRight

ElseIf ms = "" Then

Application.MoveAfterReturnDirection = xlToLeft

End If

End Sub 

 ②コードの実行

「実行」タブから「Sub/ユーザーフォームの実行」を選択し、マクロを起動させてみましょう。


 ③マクロの画面

方向を指定する「インプットボックス」が表示されました。

サンプルでは右を入力して「OK」をクリックします。

④結果の出力

設定が変更されてセルが右に移動するようになりました。

⑤コードの解説

マクロのVBAのコードを解説します。

コードの解説

Sub キーを動かす方向の指定()

・マクロの名前

ms = InputBox("キーの動く方向をしてください", , "")

・入力するインプットボックスを表示させ、入力値を変数msに代入

If ms = "" Then

・もし、msが下だったら

Application.MoveAfterReturnDirection = xlDown

・セルの移動設定を下(xlDown)に設定せよ

ElseIf ms = "" Then

・もし、msが上だったら

Application.MoveAfterReturnDirection = xlUp

・セルの移動設定を上(xlUp)に設定せよ

ElseIf ms = "" Then

・もし、msが右だったら

Application.MoveAfterReturnDirection = xlToRight

・セルの移動設定を右(xlToRight)に設定せよ

ElseIf ms = "" Then

・もし、msが左だったら

Application.MoveAfterReturnDirection = xlToLeft

・セルの移動設定を左(xlToLeft)に設定せよ

End If

・コードの終了

 といったシンプルな内容になっています。

今回の便利マクロで使っているのは

InputBoxIfステートメントです。

InputBoxInputBox(“〇〇”)と入力すると情報を読み込むためのダイアログを表示させることができます。非常に便利でよく使います。

IfステートメントはIf 条件 Then 〇〇

という構文で、条件を満たせば〇〇せよという条件分岐に使います

どちらも非常に初歩的なVBAの文法なので覚えておいて損はないです。

このコードで作ったマクロをショートカットキーかクイックアクセスツールバーに登録しておくとすぐにマクロを起動させることができるので便利です。 

まとめ Enter押すとセルが右に移動させたい設定・解除方法の件

Enter押すとセルが移動する方向を変更したいときには、手っ取り早く行いたいときにはセル範囲の選択、継続して行う場合はExcelオプションの設定を使うとよいです。「便利マクロ」の中身も簡易的なものなので、コピペして使ってみてください。

 自分で使いやすい方法で行って、エクセル業務の効率化を目指しましょう!!

koneka1208

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エクセル好きの窓際会社員です。 エクセルの操作法や日々の会社で得た知見などを発信していきます。 よろしくお願いします。

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