この記事では、「特定の値以上、未満の個数や平均を求める方法」について、エクセルで行う場合、Googleスプレッドシートで行う場合で解説していきます。
前回では「書式設定で数値でプラスを青色、マイナスを赤色にする方法」を解説しているので、併せて確認してみてください。
サンプルの画像にある、AAやGGの個数や平均を求めたい場合はCOUNTIF関数やAVERAGEIF関数を使います。
これは〇〇IF関数といった、条件付き集計関数の一番ポピュラーな使い方ですが、
では、以上、以下の場合はどうすればいいでしょうか?
この場合も同様に、
COUNTIF関数と
AVERAGEIF関数を使います。
サンプルを見ながら解説していきましょう。
エクセルで~以上、~未満の個数の求め方【COUNTIF関数】
では、エクセルで以上、未満の個数を求めていきます。
100以上の個数
サンプルではAA~BBまでの品目の数値が入っている表があります。
この表で、まずは100以上の個数を求めます。
エクセルで100以上の個数を求める場合には、COUNTIF関数を使います。
COUNTIF関数は
=COUNTIF(データ範囲,検索条件)
と入力することで、検索条件に合ったデータの個数を求めることができます。
今回は検索条件が100以上なので、検索条件のエリアに
“>=”&100
と入力します。
サンプルでは
=COUNTIF(C3:C11,”>=”&100)と入力しています。
比較演算子の>=をダブルクォーテーションで囲んでいることに注意して下さい。
結果を確認すると5と表示されました。
100以上のデータが、115、125、100、112、135
なので、正解です。
100未満の個数
次は同様に、COUNTIF関数を使って100未満の個数を求めていきます。
先程と同様に
=COUNTIF(C3:C11,”<”&100)
と入力します。
今回は未満なのでダブルクォーテーションで囲っている比較演算子が“<”になっています。
結果を確認すると、4と表示されました。
100未満のデータが85,15、95,99なので正解です。
エクセルで~以上、~未満の平均の求め方【AVERAGEIF関数】
上記では100以上、100未満の個数を求めましたが、今度はその平均を求めてみましょう。
今度はAVERAGEIF関数を使います。
AVERAGEIF関数は
AVERAGEIF(検索範囲,検索条件,平均を求めたい範囲)
と入力することで、検索範囲にある検索条件に合ったデータの平均を求めることができます。
100以上の平均
今回のサンプルでは100以上の平均を求めたいので、
=AVERAGEIF(C3:C11,”>=”&100,C3:C11)
と入力しています。
結果を確認すると117.4となりました。
100以上のデータ、つまり(115+125+100+112+135)/5 = 117.4
なので正解です。
100未満の平均
続いて、100未満のデータの平均を求めていきます。
100未満の平均を求める場合は
=AVERAGEIF(C3:C11,”<”&100,C3:C11)
と入力します。
今回は未満なのでダブルクォーテーションで囲っている比較演算子が“<”になっています。
結果を確認すると73.5と表示されました。
(85+15+95+99)/4=73.5
なので正解です。
Googleスプレッドシートで~以上、~未満の個数の求め方【COUNTIF関数】
上記ではエクセルで以上、未満の条件で個数を求める方法を解説しました。
Googleスプレッドシートで行いたい場合はどうでしょうか?
GoogleスプレッドシートにもCOUNTIF関数があるのでそれを使います。
100以上の個数
GoogleスプレッドシートでのCOUNTIF関数でも
=COUNTIF(データ範囲,検索条件)
と入力することで、検索条件に合ったデータの個数を求めることができます。
今回は検索条件が100以上なので、検索条件のエリアに
“>=”&100
と入力します。
サンプルでは
=COUNTIF(C3:C11,”>=”&100)と入力しています。
比較演算子の>=をダブルクォーテーションで囲んでいることに注意して下さい。
結果はエクセルの時と同じく5と表示されました。
Googleスプレッドシートでもエクセルの時と同様に、COUNTIF関数と比較演算子を使って100以上の個数を求めることができました。
100未満の個数
次はエクセルの時と同様に、100未満の個数を求めていきます。
エクセルの時と同様に
=COUNTIF(C3:C11,”<”&100)
と入力します。
今回は未満なのでダブルクォーテーションで囲っている比較演算子が“<”にしています。
結果は4となりました。
こちらも、エクセルの時と同じですね。
Googleスプレッドシートで~以上、~未満の平均の求め方【AVERAGEIF関数】
今度はGoogleスプレッドシートのAVERAGEIF関数を使って100以上、100未満の平均を求めていきます。
GoogleスプレッドシートのAVERAGEIF関数でも
AVERAGEIF(検索範囲,検索条件,平均を求めたい範囲)
と入力することで、検索範囲にある検索条件に合ったデータの平均を求めることができます。
100以上の平均
今回のサンプルでは100以上の平均を求めたいので、
=AVERAGEIF(C3:C11,”>=”&100,C3:C11)
と入力しています。
結果はエクセルの時と同様に117.4と表示されました。
100未満の平均
続いて、100未満のデータの平均を求めていきます。
100未満の平均を求める場合は
=AVERAGEIF(C3:C11,”<”&100,C3:C11)
と入力します。
今回は未満なのでダブルクォーテーションで囲っている比較演算子が“<”になっています。
結果はエクセルと同様に73.5となりました。
GoogleスプレッドシートでもAVERAGEIF関数が使えることが分かりました。
まとめ
エクセルでも、Googleスプレッドシートにおいても、「~以上、~未満」の数値の個数や平均を求めたい場合はCOUNTIF関数やAVERAGEIF関数を使用すればいいです。
条件に比較演算時を使って、「”>=”&100」や「”<“&100」と入力しましょう。
比較演算子をダブルクォーテーションで囲う事と、&を使って数字と合体させることを覚えておきましょう!
非常に便利なエクセルやGoogleスプレッドシートを使いこなして、どんどん業務の効率化を行っていきましょう。
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