エクセルで自動で交互に色付けを行う方法を徹底解説【条件付き書式】

 

この記事では「エクセルやGoogleスプレッドシートで自動で行に交互に色付けを行う方法」を「エクセルで行う場合」と「Googleスプレッドシートで行う場合」に分けて解説していきます。

交互に色付けを行いたい場合はエクセルにおいても、Googleスプレッドシートでも

・条件付き書式

を使用するといいです。

まずは、エクセルで交互に色付けを行う場合から解説していきます。 

自動で交互に色付けを行う方法【エクセルの条件付き書式】

サンプルでは都道府県と数値が入った表があります。これに色付けの設定を行っていきましょう。 

まずは、色付けを行いたいセル範囲を選択して、リボンの「ホーム」にある「条件付き書式」を選択します。 

選択メニューから「新しいルール」を選択しましょう。 

 「新しい書式ルール」が開かれるので、「数式を使用して・・・」を選択すると、数式を入力する、数式バーが表示されるので、そこに

=Mod(Row(),2)=1

と入力して「書式」をクリックします。 

数式としては

数式

①Mod関数は割り算の余り計算する関数です。

＝Mod（対象, 除数）と入力します。

②Row()は行番号を表す関数です。

＝Row()と入力します。

Mod関数とRow関数を組み合わせて、

=Mod(Row(),2)=1

とすることで、「2で割ると余りが1になる行番号の場合」、つまり奇数の場合に書式設定をするトリガーとなります。 

「セルの書式設定」が開くので、「塗りつぶし」を選択して、好きな色を選択して「OK」をクリックしましょう。 

前の画面に戻るので、OKをクリックして、設定は完了です。 

サンプルの表が交互に青色に塗りつぶされました。

「条件付き書式」を設定しているので、新規で入力した場合も自動で交互に塗りつぶされます。 

ちなみに、

=Mod(Row(),3)=1

とすることで、2行とばしで色を交互に塗りつぶすことができます。 

数式を変更することで、色が塗りつぶされる行が変化しました。

エクセルで自動で交互に色付けを行う方法の解説は以上です。 

自動で交互に色付けを行う方法【Googleスプレッドシートの条件付き書式】

エクセルで条件付き書式を使用して行に交互に色を付ける方法を解説しましたが、

Googleスプレッドシートでも同様に条件付き書式を利用することで交互に色付けを行う設定を行うことができます。

意味合いは同じなのですが、Googleスプレッドシートの場合は選択方法がエクセルと少し違うので、注意して下さい。

先ほどと同様に都道府県と数値が入って表をサンプルに設定を行っていきましょう。 

まずは、色付けを行いたいセルを範囲選択します。

ここまでは、エクセルと同じです。 

次に、選択した範囲で右クリックを行います。

右クリックの選択メニューの一番下にある「セルでの他の操作項目を表示」をクリックして、さらに表示されるメニューから「条件付き書式」を選択します。

画面の右側に「条件付き書式ルール」が開かれるので、書式ルールから「カスタム数式」を選択して下さい。

 

「カスタム数式」を選択すると数式を入力する「数式バー」が現れるので、そこに

=Mod(Row(),2)=1

と入力します。

数式の意味はエクセルの時と同様です。

書式設定を行う色を選択し、「完了」をクリックします。 

 サンプルの表が交互に青色に塗りつぶされました。エクセルの時と同様に、

「条件付き書式」を設定しているので、新規で入力した場合も自動で交互に塗りつぶされます。 

自動で交互に色付けを行う方法2【Googleスプレッドシートの交互の背景色】

上記ではGoogleスプレッドシートで条件付き書式を使って交互に色を付ける方法について解説しましたが、Googleスプレッドシートでは「交互の背景色」という機能があります。

その機能を使って、表に色付けをしていきましょう。 

つぎに、画面上のツールバーにある「塗りつぶしの色」を選択します。

色の選択メニューがでてくるのですが、その一番下にある「交互の背景色」をクリックして下さい。

画面の右端にに「交互の背景色」のメニューが表示されるので、好みの色を選択して、「完了」をクリックします。

サンプルではヘッダーを青色にする設定を選択していますが、設定もフッターも設定でき、間の色も細かく設定ができ非常に便利です。 

サンプルの表が青色で交互に色付けが行われました。

「交互の背景色」はエクセルには無いですが、非常に便利な機能です。 

Googleスプレッドシートで交互の背景色を解除する方法

最後に、先ほど設定したGoogleスプレッドシートで交互の背景色を解除する方法を解説します。

画面上にあるツールバーの「塗りつぶしの色」を選択します。

色の選択メニューの一番下にある「交互の背景色」にチェックがはいっているので、クリックして下さい。

「交互の背景色」が解除されて、元の表に戻りました。

まとめ

この記事では「エクセルやGoogleスプレッドシートで自動で行に交互に色付けを行う方法」を「エクセルで行う場合」と「Googleスプレッドシートで行う場合」に分けて解説していきました。

交互に色付けを行いたい場合はエクセルにおいても、Googleスプレッドシートでも条件付き書式を使用して、

=Mod(Row(),2)=1

と入力すればいいです。

エクセルとGoogleスプレッドシートでは、条件付き書式を選択する方法が違うので、注意して下さい。

非常に便利なエクセルやGoogleスプレッドシートを使いこなし、どんどん業務を改善していきましょう。