この記事では、「Power Automate(パワーオートメイト)を使ってフォルダー内にあるファイル名を一括でエクセルに書きだすフロー」の作成方法を解説していきます。
Power
Automate(パワーオートメイト)を使うと以下の4つのフローを作成するだけで、エクセルファイルにフォルダー内のファイルパスの一覧を自動で作成することができます。
早速フローを作っていきましょう。
新しいフローの作成
デスクトップからPower Automate(パワーオートメイト)を立ち上げましょう。
まだ、ワークフローを作っていない場合は、画面中央に「+新しいフロー」のボタンがあるのでクリックしてください。
フロー名を入力しましょう。
今回は「ファイル名取得フロー」と入力しました。
好きな名前を付けたら、「作成」クリックしてください。
①フォルダーの選択ダイアログの表示
画面右側にある「アクション」の中から
「メッセージボックス」→「フォルダーの選択ダイアログを表示」
と選択して、画面中央にドロップ&ドラッグします。
「フォルダーの選択ダイアログ」の設定画面が表示されるので、
「ダイアログの説明」は、ダイアログに表示させるメッセージなので、好きな文章を入力してください。
今回は、「フォルダーを選択してください」と入力しています。
次に、表示させる最初のフォルダーの選択をするので、
赤で囲っているフォルダーボタンをクリックしましょう。
「参照フォルダー」の選択画面が表示されるので、任意のフォルダーを選択しましょう。
今回は「PA」というフォルダーを選択しました。
「初期フォルダー」の項目に先ほどのフォルダーのパスが入っているのを確認して、
「保存」を押しましょう。
これで、フォルダーの選択ダイアログが開いて、フォルダーを選択したら、
選択したフォルダーのファイルパスが画面下の変数「SelectedFolder」に格納されます。
②フォルダー内のファイルを取得
先ほどの操作でフローが一つ完成しました。
画面中央に「フォルダーの選択ダイアログを表示」が表示されています。
つぎに「フォルダー内のファイルを取得」するフローを追加します。
先ほどと同じく、「アクション」の中から、
「フォルダー」→「フォルダー内のファイルを取得」を選択して、
画面中央にドラッグ&ドロップします。
「フォルダー内のファイルを取得」の設定画面が開かれます。
どのフォルダーのファイルを取得するかを設定するのですが、
ここは先ほど設定した変数「SelectedFolder」を入れたいので、赤色で囲っている{x}をクリックしてください。
フロー変数の一覧が表示されるので、その中から「SelectedFolder」を選択しましょう。
「SelectedFolder」が格納されているのを確認したら、「保存」をクリックしてください。
フォルダー内にあるファイルパスが画面下の変数「Files」に格納されます。
③Excelの起動
これで、
①「フォルダーを選択」
②「フォルダー内のファイルを取得」
することができたので、
次は、取得したファイル名を書き込むエクセルを開くフローの設定を行いましょう。
「アクション」の中から、
「Excel」→「Excelの起動」と選択して、
同じく、画面中央にドラッグ&ドロップします。
今回は、既存のエクセルファイルではなく、新しくエクセルファイルを作成して、そこにファイル名を書き込んでいくので、
「空のドキュメントを使用」を選択して「保存」しましょう。
④Excelワークシートに書き込み
最後に、「新しいエクセルファイル」にファイル名を書き込んでいくフローの設定を行います。
ここでも今までと同様に、「アクション」の中から、
「Excel」→「Excelワークシートに書き込み」
と選択して、画面中央にドラッグ&ドロップします。
どの値をエクセルに書きこむかを設定するので、
「書き込む値」の{x}ボタンをクリックして、選択画面の中から変数「Files」を選択しましょう。
エクセルのどこに書き込むかは、「現在のアクティブなセル上」を選択してください。
フローの実行
これで、
の4つのフローが完成しました。
一度実行してみましょう。
画面上にある、「実行」ボタンをクリックしてください。
フローが動き出して、
フォルダーの選択ダイアログが表示されるので、「任意のフォルダー」を選択しましょう。
今回は、「PA」を選択します。
新しい、エクセルが開いてフォルダー内にあるファイルのファイルパスが書き込まれました。
まとめ
この記事では、「Power Automate(パワーオートメイト)を使ってフォルダー内にあるファイル名を一括でエクセルに書きだすフロー」の解説をしました。
Power
Automate(パワーオートメイト)を使うと
の4つのフローを作成するだけで、エクセルファイルにフォルダー内のファイルパスの一覧を自動で作成することができました。
エクセルの操作の自動化といえばVBAですが、もし、今回の処理をVBAで作成しようと思うとなかなか難しい処理になります。
VBAを学習しはじめた頃では、おそらく手も足もでない処理でしょう。
しかし、Power Automate(パワーオートメイト)を使うと、「アクション」の一覧から任意の「アクション」をドラッグ&ドロップし、
設定していくだけで、自動化のフローができてしまいます。
私も、このフローを作るのに10分もかかりませんでした。
慣れると、もっと高度な処理のフローも作ることができます。
Windows10やオフィス365を使われているユーザーの方は、無料でダウンロードできるので一度使ってみたらいかがでしょうか。
毎日の、データのコピペ業務などは、劇的に効率アップするかもしれませんね。
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