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エクセルでコンボボックスを使ったドロップダウンリストの作成方法【VBAなし】

エクセル・スプレッドシート

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エクセルでドロップダウンリストを表示させる

エクセルでドロップダウンリストを表示させるには、「データの入力規則」を使う方法が一般的ですが、「コンボボックス」を使う方法もあります。

「コンボボックス」と聞くと、「VBAは無理!」と初めからあきらめてしまうかもしれませんが、実は「VBA」を使わなくても使えます。

今回は、そんなVBAを使わずに「コンボボックスを用いて、ドロップダウンリストを作成する方法」について解説していきます。 

●データの入力規則を用いてのドロップダウンリストの作成

始めに、「データの入力規則」を用いての、ドロップダウンリストの作成方法をサラっと解説しておくと、

リボンのデータタブから「データの入力規則」をクリックし、表示されるダイアログで「入力値の種類」からリストを選択します。

「元の値」の入力箇所に、ドロップダウンリストの元データとなるセル範囲を選択します。

これで、セルをクリックすると「矢印キー」が表示されて、ドロップダウンリストが表示されます。 

データの入力規則

サンプルでは、このドロップダウンリストで選択されるセルの値を元に、隣のセルに「SUMIF関数」を使って、各営業所の売上個数の合計が表示されるようにしています。

これと同じ操作を「コンボボックス」を使用して行ってみましょう。 

SUMIF関数の結果

●コンボボックスを用いてのドロップダウンリストの作成

まず、開発タブから「挿入」をクリックすると、下のサンプルのような選択肢が出てきます。

ここで、「ActiveXコントロール」の中から「コンボボックス」を選んでください。

※フォームコントロールと間違えないように注意してください。 

ActiveXコントロール

好きな箇所を選択して、コンボボックスを貼り付けます。

コンボボックスはオブジェクトなので、オートシェイプのように、セルを気にせずに配置することができます。 

コンボボックスの表示

貼り付けたら、コンボボックスを選択して、右クリックし、プロパティを選んでください。 

プロパティの選択

コンボボックスのいろいろな設定を行える「プロパティ」が開きます。

その中の以下の2つが、

LinkedCell:コンボボックスの値を渡したいセル

ListFillRange:コンボボックスのリストが入っているセル範囲

となります。

サンプルの赤で囲っている箇所です。 

プロパティの設定

プロパティの設定が終了したら、開発タブの「デザインモード」の色がついているので、クリックして消します。

これで「デザインモード」、つまり、編集モードを解除することができます。

クリックすると編集モードをONOFFと切り替えることができます。 

デザインモード

コンボボックスの「矢印」をクリックすると、ドロップダウンリストが表示されます。

例えば、リストの中から東京を選んでみます。

コンボボックスの「矢印」をクリック

コンボボックスの中身が「東京」となり、リンクするセルである、B10も「東京」となりました。

この結果が、隣のセルの「SUMIF関数」にも反映されて、東京の売上個数の合計が表示されました。 

東京の売上個数の合計

●コンボボックスの編集

上記の方法でVBAを使わなくても「コンボボックス」を用いて「ドロップダウンリスト」を作ることができたのですが、

プロパティの設定を変更すれば、コンボボックスの色を変えたり、文字を大きくしたりすることができます。

もちろん、VBAは使わずにです。

まずは、「デザインモード」をクリックして、コンボボックスを編集できるようにしましょう。 

デザインモードをクリック

右クリック、プロパティと選択して、「プロパティ」を開きましょう。 

プロパティを選択

「プロパティ」の中から、「BackColor」でコンボボックスの背景色を変更することができます。

赤で囲っている矢印キーを押してみましょう。

カラーパレットが表示されるので、好きな色を選択します。

サンプルでは緑色を選択します。 

カラーパレットが表示

コンボボックスの背景色が緑色になりました。 

コンボボックスの背景色

次に、文字を大きくするには「Font」を選びます。赤で囲っている「・・・」をクリックしてください。 

フォントの設定

フォントの選択ダイアログが表示されるので、好きな設定にしましょう。

サンプルでは、「太字」にして、「文字サイズ」を36にしてみました。 

フォントの設定

コンボボックスに表示される文字が太字になり大きくなったので、分かりやすくなりました。

試しに「大阪」を選択してみます。 

コンボボックスの選択

コンボボックスの「大阪」がセルB10にも反映されて「大阪」の売上個数の合計が表示されました。 

コンボボックスの結果を反映

●コンボボックスと相性のいい関数

コンボボックスと○○IF関数といった、条件を指定して、集計を行える関数を組み合わせると便利です。

大きなドロップダウンリストから選択して、そこから集計をするといった具合に使えます。

〇〇IF関数には以下のような関数があります。

相性のいい関数

SUMIF :条件に合った合計を求めます

AVERAGEIF :条件にあった平均を求めます

MAXIFS :条件にあった最大を求めます

MINIFS :条件にあった最小を求めます

COUNTIF :条件にあった個数を求めます

●まとめ

VBAを使わずに「コンボボックスを用いて、ドロップダウンリストを作成する方法」について解説しました。

「データの入力規則」を使えばセルにドロップダウンリストを表示させることができます。

しかし、作成したエクセルファイルを複数の作業者が使用するときなどには、見ただけで分かるように「ドロップダウンリストを目立たせたい」場合や、

せっかく作った表のデザインを壊したくないので、「セルに依存せずにドロップダウンリストを表示させたい」場合があります。

そんな時には、「コンボボックス」を使用するといいです。

コンボボックスはオプションを変更することによって、VBAでコードを作らなくても利用することができます。

VBAを使わずに使用する場合は、ActiveXコントロール」の中の「コンボボックス」を選んでください。

以上、以外と知られていない「コンボボックスを利用したドロップダウンリストの作成方法」でした

koneka1208

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エクセル好きの窓際会社員です。 エクセルの操作法や日々の会社で得た知見などを発信していきます。 よろしくお願いします。

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