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Power
Automate Desktopってなに?
Power
Automate は「パワーオートメイト」と読み、VBAやPythonといったプログラミング言語を使わなくても、パソコンの処理を「自動化」してくれるツールです。
ウィンドウズ10以上のOSを使っていたり、Office365を使っている方は無料で使用できます。
エクセルの自動化といえば、「VBA」や「Python」といったプログラミング言語でコードを書いてマクロを作って自動化といった流れが一般的です。
ですが、プログラミング言語で自動化を不自由なく行うには、それなりの学習が必要となってきます。
パワーオートメイトを使うと、そういった専門的なプログラミングの知識が無くても、「自動化」を行うことができます。
それでは、サンプルを見ながら、ダウンロードしていきましょう。
Power
Automate Desktopをダウンロード
まず、パワーオートメイトをダウンロードしましょう。
ここからダウンロードができます。
ダウンロードしたファイルを開くと下記インストーラーが起動するので、
「次へ」をクリックしてください。
赤線で囲っている「インストール」を・・・にチェックをいれると「インストール」のボタンを押せるようになるので、クリックしてインストールしましょう。
インストールが成功したら、「アプリを起動する」をクリックしてアプリを立ち上げてください。
Power Automate Desktopを使ってみよう!
「サインイン」の画面になるので、サインインしましょう。
マイクロソフトアカウントかOffice365のアカウントが必要となります。
マイクロソフトアカウントが無料で作ることができます。
私はOffice365を使用しているので、そのアカウントでサインインします。
まずは、アカウントに登録したメールアドレスを入力して、「サインイン」をクリックします。
パスワードを入力し、再度「サインイン」をクリックしましょう。
パワーオートメイトのスタート画面になるので、赤線で囲った、「新しいフロー」をクリックします。
フロー名を入力します。
今回をエクセルファイルを開くだけの簡単なフローを作りたいので、フロー名に「エクセルを開く」と入力し、「作成」をクリックします。
画面の左側にフローの各アクションの種類があるので、
その中からExcelをクリックします。
そうすると、Excelの操作のアクションが出てきます。
今回は「Excelの起動」を選択し、中央の画面までドラッグ&ドロップします。
エクセルの起動フローの設定画面が開くので、赤線で囲った矢印をクリックしましょう。
先程は「空のドキュメントを使用」でしたが、「次のドキュメントを開く」を選択すると、
さらに下に選択ボックスがでるので、赤線で囲んだ部分をクリックして、開きたいエクセルファイルを選択します。
ファイルの選択ダイアログが開くので、そこから任意のエクセルファイルを選択して、「開く」をクリックします。
ドキュメントパスに開きたいエクセルファイルのパスが格納されました。
ここで「保存」を押します。
解説しておくと、格納されたエクセルファイルが下にある、「生成された変数」である
「ExcelInstance」に入ります。
フロー画面に戻るので、画面上にある矢印をクリックしてフローを実行してみましょう。
「エクセル1」が開きました。
いかがでしたでしょうか?
パワーオートメイトを使って、任意のエクセルファイルを開くことができました。
これをVBAで行う場合は、
Workbooks.Open
"C:\Users\〇〇〇〇\Desktop\エクセル\エクセル1.xlsx"
といったコードを書けば、同様の処理を行うことができますが、
パワーオートメイトではVBAのコードを知らなくても、アクションをドラッグ&ドロップするだけで実行することができます。
その他にも、条件分岐やループ処理までもがドラッグ&ドロップするだけで行うことができるので、直感的にさまざまな処理を行うことができます。
パワーオートメイトを使ってみた感想
パワーオートメイトを使ってみてまず思ったのは、「プログラミングの知識が全くなくても、簡単に自動化させることができるわけではない」です。
たしかに、アクションをドラッグ&ドロップさせるだけで自動化が行えるのは非常に便利だし、プログラミングの煩わしい構文をすべて覚えていなくてもつくれます。
しかし、プログラミングの基本である、「順次実行」や「変数」などの理解は必要だと感じました。
それに、操作が簡単な分、きちんとした「ロジカルシンキング」ができないと、きちんとしたフローは作れないと思います。
ですが、使ってみるとめちゃくちゃ便利だし、なにより、このパワーオートメイトのすごいと感じた部分は、エクセルの処理を自動化ではなく、「デスクトップ上の処理を自動化」させることができるということです。
アウトルックを開いたり、PDFの結合までできてしまいます。
VBAでもできるのですが、この辺の処理をしようと思うと、結構勉強しないとできないと思いますが、パワーオートメイトではプログラミングの基本理念ぐらいを覚えておけば作れてしまいます。
まとめ
この記事ではウィンドウズ10のユーザーなら、無料で使用できる「Power Automate Desktop」をダウンロードして、使ってみました。
私も長年、VBAやPythonを使ってエクセルやパソコンの処理を自動化してきましたが、
最近はRobotic Process Automation(RPA)と呼ばれる自動化ツールが流行っていて、プログラミングの知識が無くても、自動化を行うことができるという時代になってきました。
このウィンドウズからでたパワーオートメイトのすごいところは他のオフィスソフトやTeamsなどと連携させて、業務フローまでも作れてしまうところです。
VBAだけでなく、あたらしいパワーオートメイトを使ってどんどん業務を効率化させていきましょう。
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